2000/07/20

        STAY DEEP !

                          by nori

------------------------------------------------------------------------

 ここはモルディブの海の上。 

 気持ち悪くなるくらい、いい波乗って夜メシも終わり後は寝るだけ。

 夜風に当たりながらお休み前のBEER TIMEに、いろんな事に気が付いちゃう。

 ついにこの世界のコラム書く気になった。  そこはバレルの中の話し!  

 プロサーファーじゃないから恥ずかしくて今まで書けなかったけど、

 「コレだ!って分かったような、分からないような、、」のコラムです。

 

 サーフィンの中の集大成とは、やはりデカくて深いチューブライディングだろう。

 何が凄いのかって?  やっぱ根性の世界だからだと思う。

 ただでさえビビっちゃうようなサイズのホレた波で、スピードを殺すか

  もっと奥の抜けれるかギリギリの所から乗って入るかしかチューブを

 メイクする事は出来ない。

 当然、そこはバリバリのパワーゾーンで、気持ちにビビリが入ったら

 めくりあげられるのがオチなのだ!  ボトムに降りて波を見上げた瞬間に

 「そこに居たい!」「チューブの中に居続けたい!」と思えなければ

 メイクする事は出来ないのである。 

 ではナゼそんなリスクの多い事をしたがるのか?  

 波に体が覆われた瞬間、全ての音が一瞬止まり、波のカーテン先に出口が見える。

 ふだん波に乗って見ている視界とは違い、リップ、フェイス、ボトム全て

 その中にあり、自分もそこに居る。 目指すラインは出口を見て出来るだけ

 長くそこに居るという事だけだ。 

 その後、コォ〜〜〜って音を聞きたくて、もっとそこに居たいのかもしれない。 

 テクニックというより気持ちの問題だろう。 考えてアップスするんじゃなく、

 居たい!って思う気持ちが自然にスピード調節につながっているんだと思う。

 吐き出されるか叩き潰されるか。  

 もっと居させろ!ってヘバりついたり、加速したり。

 俺のこだわりの考えだと、チューブとバレルを分けて考えている。

 チューブって軽い響きがするので、あまりパワーのない気軽なもの。

 俺にとってのバレルと呼べる波は、カリカリのリーフに分厚いリップのパワフル

 な波! 今まで乗った中ではレンボンガンとデザートポイントくらいしか

 バレルとは言いたくない。  

 最近のビデオに良く登場する、タヒチの波をみただろうか?

 あれこそ 神の世界 なんだろうと思う。

 水は基本的に冷たいものだ。 しかしあの波には熱があるように感じる。

 ツルツルでトロトロのオイルのような水面に、突然出来上がるホール。

 全てのパワーが飛び散る一瞬をビデオで見ただけで声が出る。

 もしナマで見たら?   そりゃ大騒ぎだろう。

 もしその波に乗ってバレルに包まれたら?  イッちゃうよ!!!!!

 大きな神様が作った一瞬の芸術を、楽しい!って思える自分になりたい。

 その目標は、「さらに大きく」「さらに深く長く」と上がって行く。

 本物の感覚が解るれるように、サーフィンを極めて行きたい。 

 そんな夢のような波には、なかなか出会えないんだろうけど。

 出会える努力と、出会えた時入ろう!って思える努力をしていくだけ、、、。